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HOME > コラム > NO15.保険制度のデメリット
タイトルは余り気にしないでください(*^_^*)
 
 

こんな過激なタイトルをつけた理由は、他に良い題名が思いつかなかっただけです。あまり気にしないで下さい。

最近、掲示板ではなく、直接メールでご相談をいただくケースが多いのですが、その中に少し憤りを感じるものがありました。その方は、歯科に恐怖と不信感をお持ちと自覚されている患者さんで、ある歯科医院を訪れた際に、今までの治療経緯と歯科不信になった原因を話されたところ、なんと歯科医師から「お医者さんにかかるときには、その様なことを言っていてはいけない」と注意されたらしいのです。おそらくニュアンス的には、治療にたいする不安や不信を明らかにせず、黙って治療を受けろという感じだったのでしょう。

歯科に限らず、診断に一番必要なものは問診で、しっかりとした問診を心がけていれば、レントゲンを撮る前におおよその見当はついているものです。その為に、少しでも多くの情報を得ようと、患者さんの主訴や不満・不安などを聞き出すのに努力しているのですが、中にはそうでは無く、患者さんの心を閉ざそうとされる先生も居られる事に驚きました。

もしかしたら、その先生はものすごい名医で「黙って座ればピタリと当る」という類の能力をお持ちなのかも知れませんが、そうでなければ私には信じられない言動に感じますもし相談やカウンセリングに保険点数が設定されていたり、自費での相談料金の同時請求が可能な制度であったなら、あるいはその先生もゆっくり話しを聞いてくれたのではないかと思うと、不本意ながら今回の表題になってしまいました。

 
医療の原点と保険制度のトレードオフ
 
 

医療の原点は、今や流行語にもなっていますが「癒し」であると思いますし、その為には「話しを聞く」ことがまず最初の行為だと思います。でも、今の歯科保険制度はそれを忘れさせるには充分なものになってしまっている気がします。「話しを聞く」という行為は、初診料や再診療に含まれており、もし再診時に相談だけでおわると、医院収入としては380円だけになってしまいます。30分間カウンセリングをしてもこの金額ですから、「そんな暇があるのなら歯を削る」と考える先生がいても不思議ではないのかも知れません。

でもそうなると、すべての人が必要な治療を受け易くする為の制度が、逆に必要な行為の邪魔をしてしまうという皮肉なことになってしまいます。保険治療を必要とされている患者さんがおられる以上、存続させる意義がある制度である事は事実ですし、医療費抑制も大事な事でもありますし…。

何か良い方法が見つかると良いですね。

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