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「ムシバはもう削らなくても治る」「クスリをつけてムシバが治る」とメディアでときどき紹介されている、いくつかの治療方法がありますね。
ひとつは薬剤を使う3Mix-MP法もしくは3Mix法、もう一つはオゾンを使うヒールオゾン法という方法ですが、どちらもムシバを削り取らずに消毒した上に、充填をしてしまう方法です。 私は、現在はどちらも行っていません。
その理由は、まず3Mix-MP法も3Mix法も3種類の抗生剤を歯につめるのですが、その使い方が抗生剤の目的外使用にあたることが問題だと思っているからです。
ムシバ治療で歯に詰め物をした場所が、何年か後に再びまたムシバになってしまった経験はありませんか?
接着剤の改良のおかげで今ではかなり少なくなっているのですが、残念ながら詰め物と歯の間に隙間ができてしまって、ムシバが再発という可能性は0パーセントとは言い切れません。
その場合、外から菌が入る隙間が出来るのですから、逆に中からクスリが染み出す可能性もあると考えるべきです。
微量とはいえ、目的外使用の抗生剤が口の中に長時間放出され続けてしまうことは喜ばしいことではありませんし、その結果(例えばアレルギーなど)の問題が起きた場合に、処置をした歯科医師が全責任を負う義務がありますので、心配性の私には怖くて出来ない治療法です。
もう一方のヒールオゾン法は、薬剤ではなく、オゾンを歯に直接作用させて消毒してしまう方法で、3Mixのようなデメリットは無いのですが、残念なことにこの治療機器はこのコラムを書いている時点ではまだ薬事法の認可を得ておらず、個人輸入をして、これも自己責任で使用しなければなりません。
認可がおりたら導入を考えてもいますが、今はまだ難しいですね。
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