院長のコラム

2017.11.06更新

電動ブラシに興味をお持ちの方へのご案内です。

現在手に入る電動ブラシの中で、個人的にお勧めの商品は次の3種類です

1 ソニッケアー(フィリップス)

電動ブラシの定番商品で性能のバランスが良く、多くの方にお勧めできます。
歯の表面をきれいにする能力は定評があるのですが、本体価格がやや高めであることと、重さが気になる方もいると思います。
また、歯周炎が進行している部位の清掃性は②のライオンの商品のほうが上です。

1 ビブラートケア(ライオン)

本体はオムロンのOEM商品ですが、ブラシ部分はライオンのオリジナルで、歯周ポケットへの入れやすさは秀逸です。
また、比較的安価で本体が軽いことも長所の一つです。
特に歯周炎が進行して、深い歯周ポケットができてしまっている方には一番のおすすめ商品です。
ただ、残念ながら歯の表面をきれいにする能力は①のソニッケアーの方が上です。

1 ドルツ(パナソニック)

性能は①のソニッケアーに近いものがあり、価格と軽さの点でやや優位性があります。
 

ソニッケアーとドルツは電気店でも手に入りますが、ライオンのビブラートケアは歯科医院専売となっています。

当院では電動ブラシをご希望の患者さんからのお問い合わせには、その病状に応じて、ソニッケアーかビブラートケアのどちらかをおすすめしています。

 逆に、有名なメーカーでもB社の電動ブラシはおすすめしておりません。
その理由は、おそらくほとんどのユーザーが毛先を回転させて使うためでしょうが、実際にB社の電動ブラシを使っている方のプラークコントロールはあまり好ましい状態ではなく、手用ブラシで丁寧に磨いたほうが圧倒的にきれいになる方がほとんどです。
 
これは、あくまでも私の臨床上の感想ですので、もしもB社の方がご覧になっていたらご容赦ください。

投稿者: 鈴木歯科クリニック