院長のコラム

2019.04.12更新

食後の歯磨きはいつが良いのでしょうか?

テレビや雑誌などでも専門家の意見として、食後すぐ磨くべきとか、30分は磨いてはいけないとか、意見が分かれていますね。

なぜそのように異なる見解が出るかといいますと、食事を終えてから約30分間は口の中の㏗が下がり、通常よりも酸性になっているからです。

食物(の中でも特に糖分)を摂取すると、口腔内の常在菌がそれを栄養として働きを高め、その時の代謝産物として酸が生成されます。

ただ、唾液には、酸性やアルカリ性に傾いた口腔環境を中性に近づける緩衝作用がありますので、酸性の状態から30分程度で元のほぼ中性に戻してくれます。

食後すぐに歯磨きをしてはいけないという意見は、酸性度が高い状態で歯磨きをすると、エナメル質を傷つけて虫歯を作りやすくなるので良くないので、30分経過してから歯を磨く方が良いというものです。

一方、食後すぐに歯磨きをすべきという意見は、菌の活動が活発になるのであるから、できるだけ早くエサとなる食渣を取り除くべきであるというものです。

 

投稿者: 鈴木歯科クリニック

2017.11.13更新

日常会話で使う「はぎしり」とは、ギリギリと音が鳴っていることですが・・・ 医学的にはブラキシズムと言って、

次の3つのタイプがあります。
① ギリギリと歯をすりあわすいわゆる「はぎしり」(グラインディング)
② カチカチと歯をかみあわせる「タッピング」
③ 静かにじっとくいしばる「クレンチング」

特に怖いのは③のクレンチングで、誰にも気付かれず大きな負担がかかり続けます。

ブラキシズムによっておきる様々な症状
☆歯の磨り減り
はぎしり1
はぎしり2
☆歯が割れる
はぎしり3
☆治療後のムシバの再発や金属がはずれる
はぎしり4
はぎしり5
その他  ☆顎関節症 ☆肩こり ☆頭痛 ☆知覚過敏 ☆歯のぐらつき  ☆原因不明の歯の痛み
     ・・・などがおこります。

 

主な対処法
1.マウスピースを使用する 
2、ストレス・疲労をためない 
3.悪いかみ合わせを調整する 

4.寝返りがしやすい枕を探す
5.日常生活の姿勢に注意する

※一度診察を受けられたほうが良い方が大変多いと思います。 

投稿者: 鈴木歯科クリニック

2017.11.10更新

はっきり「この歯が痛い」症状の場合は虫歯や根尖病変が原因の場合が多いのですが、そうでない場合、例えば「左奥のどこかが気になる」とか、「最近しみる歯が多い」といった自覚症状の時は、噛みしめ・歯ぎしり・くいしばりが原因になっている可能性が考えられます。

時には顎関節症の初期症状の場合もありますので、適切なカウンセリング・指導が必要です。
どうぞお気軽にご相談ください。

 

投稿者: 鈴木歯科クリニック

2017.11.08更新

 

商品名
ソニックケアー ヒブラートケア
本体価格
歯面清掃能力
ポケット内清掃能力
毛先の耐久性
用途別ブラシの種類
替えブラシの価格
本体メーカー
フィリップス オムロン
替えブラシのメーカー
フィリップス オムロン

*歯面清掃能力はソニッケアーの方が上。 *歯周ポケットの中を清掃する能力はビブラートケアの毛先の方が上。 *軽度歯周炎まではソニッケアーがおすすめ。 *ワンタフト型ブラシやバス法が必要な中等度以上の歯周炎はビブラートケアがおすすめ。 *ソニッケアーは電気店でも購入可能。 *ビブラートケアは歯科医院専売。特にライオン製の替えブラシは電気店では一切流通していない。(オムロンブランドの本体の同等品は電気店でも購入可能だが、メーカーでは推奨していないので、あくまでも自己責任で使用していただくことになる。)

投稿者: 鈴木歯科クリニック

2017.11.06更新

電動ブラシに興味をお持ちの方へのご案内です。

現在手に入る電動ブラシの中で、個人的にお勧めの商品は次の3種類です

1 ソニッケアー(フィリップス)

電動ブラシの定番商品で性能のバランスが良く、多くの方にお勧めできます。
歯の表面をきれいにする能力は定評があるのですが、本体価格がやや高めであることと、重さが気になる方もいると思います。
また、歯周炎が進行している部位の清掃性は②のライオンの商品のほうが上です。

1 ビブラートケア(ライオン)

本体はオムロンのOEM商品ですが、ブラシ部分はライオンのオリジナルで、歯周ポケットへの入れやすさは秀逸です。
また、比較的安価で本体が軽いことも長所の一つです。
特に歯周炎が進行して、深い歯周ポケットができてしまっている方には一番のおすすめ商品です。
ただ、残念ながら歯の表面をきれいにする能力は①のソニッケアーの方が上です。

1 ドルツ(パナソニック)

性能は①のソニッケアーに近いものがあり、価格と軽さの点でやや優位性があります。
 

ソニッケアーとドルツは電気店でも手に入りますが、ライオンのビブラートケアは歯科医院専売となっています。

当院では電動ブラシをご希望の患者さんからのお問い合わせには、その病状に応じて、ソニッケアーかビブラートケアのどちらかをおすすめしています。

 逆に、有名なメーカーでもB社の電動ブラシはおすすめしておりません。
その理由は、おそらくほとんどのユーザーが毛先を回転させて使うためでしょうが、実際にB社の電動ブラシを使っている方のプラークコントロールはあまり好ましい状態ではなく、手用ブラシで丁寧に磨いたほうが圧倒的にきれいになる方がほとんどです。
 
これは、あくまでも私の臨床上の感想ですので、もしもB社の方がご覧になっていたらご容赦ください。

投稿者: 鈴木歯科クリニック

2017.10.06更新

今さらながらの感はありますが、基本的なお手入れ用品の説明です。
・歯ブラシ
  まず基本はやはり歯ブラシです。
  良い歯ブラシの選び方は、ヘッド部分が小さく毛先が細いものです。
  私のお勧めの商品は、ビーブランドのBeeクイーン105とライオンの  システマ44Mです。
システマ44Mは歯周病専用して勧めており、歯周ポケットが深い部位にも届きやすい毛先の形状を持っています。
また歯周ポケットがあまり深く無い方には、クイーン105が使いやすいでしょう。
クイーン105はオールマイティーな歯ブラシで、どれにしようか迷ったときは、これが一番のお勧めブラシです

・フロス(糸ようじ)
  歯と歯が接している部分のムシバはフロス以外では防げません。
  初めて使う場合は、リボンタイプの、ワックス付が使いやすいと思います。
  ですが、使い慣れたら商品は何でもOKです。
  習慣にしてもらうことが一番大事です。

・歯間ブラシ
  歯の根元付近の隙間の部分の清掃は、歯間ブラシが最適です。
  特に、歯周病がある程度進行している場合には、フロスよりも効率よく  清掃ができます。
  特に、よく爪楊枝を使う人は、ぜひ1本ポケットにしのばせておいてください。使い慣れるともう爪楊枝を使う気にはなれませんよ!

基本的には上記の3種できちんと掃除ができますが、場合によっては歯周ポケ
ットをより深く掃除するための道具や、電動ブラシをお勧めしていることもあ
ります。
自分にはなにが合っているのか迷われたときには、歯科衛生士のアドバイスを
受けられることをお勧めします。

投稿者: 鈴木歯科クリニック

2017.06.07更新

よろしくお願い致します。

投稿者: 鈴木歯科クリニック